港区港南・品川の皮膚科|女医・予約制

〒108-0075
東京都港区港南2-16-7 品川Vタワー内1F

03-3474-5263

× 閉じる
  • HOME
  • アトピー性皮膚炎について

アトピー性皮膚炎について

アトピー性皮膚炎について

原因

アトピー性皮膚炎は①アレルギー体質、②敏感肌、③環境の3要素によって皮膚にくり返し、湿疹をおこす病気です

治療

1外用薬

皮膚の湿疹反応に対して、まず塗り薬を本人の症状に合わせて使って、赤み、かゆみ、掻き壊しを改善しましょう。塗り薬はその方の皮膚症状に合わせて、ステロイド軟膏や、保湿剤、免疫抑制剤軟膏(タクロリムス軟膏=商品名・プロトピック軟膏)などを使います。またステロイド軟膏は強さによって5段階の種類がありますので、体の部分や湿疹の重症度によって使い分けします。

2内服薬

かゆみが強くつらい場合や、掻き壊して悪化してしまう場合には坑ヒスタミン剤や坑アレルギー剤の内服をします。

3生活指導

汗をかいたり、乾燥したりすることも、痒くなる原因となります。こまめのシャワーを浴びたり乾燥を防ぐための保湿剤をつけたりしましょう。
ストレスも悪化の原因と言われています。ストレスを避けることは難しいことですが、ストレスが皮膚症状を悪化させることを理解していれば、早めに治療を受け悪化を抑えることができます。

年代ごとの治療

乳幼児の場合

ほとんどのアトピー性皮膚炎は乳育児期に始まりますが、3歳までによくなることが多いのです。

子どもの場合

思春期までに治療が必要がない位に症状が軽くなります。

大人の場合

アトピー性体質は簡単に変えることはできません。しかし、患者さまの症状に合った治療を受けて、お肌のお手入れを習慣づけることによって、普通の人と同じ生活ができます。例えばスポーツをしたり、女性ではお化粧をしたり、旅行に行って温泉に入ったりできる状態にコントロールするのです。アトピー性皮膚炎があるからといって、人前に出るのを避けたりすることなく、就職や結婚などの社会生活を普通に送ることができるようになるのです。

―参考文献―
日本皮膚炎科学会アトピー性皮膚炎治療ガイドライン2004
宮地良樹:「アトピー性皮膚炎」はアレルギーか?
竹原和彦:アトピー性皮膚炎診療100のポイント   南江堂、東京、2002、